石碑めぐり
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1 歌碑 磯江朝子
受けし掌にもとまるがありて
桜吹雪のなかなるひとりの
燦に充いゐる -
2 句碑 「須磨紀行」碑 良寛
すまでらの むかしを 問えば 山桜
よしやねむ すまのうらわの なみまくら -
3 漢詩碑 陳 舜臣
須磨寺有感
龍華橋畔弔平郎 青葉笛声餘韻長 底事海風吹倒暁 吹残蘭麝断人腸
源家鐵騎捲塵征 警報頻傅青葉營 記否興亡棊一局 笛聲清雅白沙平 -
4 句碑 三好 兵六
夫婦とは なんと佳いもの 向かい風
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5 文学碑 山本 周五郎
表 「須磨は秋であった」(処女作「須磨寺付近」から)
裏 「貧困と病気と絶望に沈んでゐる人たちのために・・・」 -
6 歌碑 大井 広
明滅のひかりをおくる灯台は
いずこにあらむ寂しき海原 -
7 句碑 正岡 子規
暁や 白帆過ぎ行く 蚊帳の外
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8 句碑 与謝 蕪村
笛の音に 波もよりくる 須磨の秋
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9 植桜記碑 神田松雲
花千母登 むかし稚木の さくら哉
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10 句碑 伊丹三樹彦
くらやみになおも花散る平家琵琶
甘酒にいま存命の一本箸
長き夜の楽器かたまりいて鳴らず
てのひらに予言の重さ寒卵
僕自身日暮の沖でさびさび浮く -
11 歌碑 柳 汀
○幾世を漕行海士の小舟さへ
静けき須磨の秋の夜の月 -
12 句碑 尾崎 放哉
こんな良い月をひとりで見て寝る
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13 句碑 槇屋 西月
ふる雨も 清水になるや 花のおく
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14 歌碑 白崎 弘晧
公達の 血のりを秘めて 七百年
水静かなり 須磨寺の池 -
15 句碑
木の葉句会 二十七句
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16 句碑 小河 六平
海の色 幾代わりして 梅雨の須磨
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17 句碑 竹本 旭子
種蒔くや 畑暗くして 旭影
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18 音楽碑
大和田健樹作詞/田村虎蔵作曲一ノ谷のいくさに破れ 討たれし平家の公達あわれ
暁寒き須磨の嵐に 聞こえしはこれか 青葉の笛 -
19 句碑 瀬川 露城
稲妻の ひと夜冷やして 須磨の海
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20 句碑 五十嵐 播水
香煙に ふりこむ雪や 初大師
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21 歌碑 真鍋 豊平
ひとすじに こころこめたる ことなれば
ちよのしらべも たえじとぞおもう -
22 句碑 摂津大掾旭叟史
月すみて 松風すみて 須磨の浦
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23 句碑 松尾 芭蕉
須磨寺や ふかぬ笛きく 木下闇
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24 墨跡碑 小池 真禅
無心(山側) 淡如雲(海側)