源平史跡案内
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敦盛公墓所(首塚)
この首塚(五輪塔)は、寿永三年(1184)年二月七日に起きた一の谷の戦いで、熊谷直実に討たれ戦死した平敦盛の菩堤を弔う為に建立されたものです。因みに、須磨浦公園にある『敦盛塚』には胴体が祀られています。
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敦盛公首洗いの池
首実検の前に敦盛公の首を洗い清めたとされる池です。
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義経腰掛けの松
一の谷の合戦後、源義経公はこの松に座って敦盛公の首と笛を実検した。
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弁慶の鐘
一の谷の合戦の際、弁慶が山田庄安養寺からこの鐘を長刀の先に掛けて担いで来て陣鐘の代用にしたという。銘に「摂津矢田部郡丹生山田庄原野村安養寺之鐘」とある。今、旧鐘は宝物館に納め、この鐘は一の谷合戦八百年記念に複製した新鐘である。除夜の鐘としても有名である。
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若木の桜
光源氏が手植したものといわれる。弁慶はこれに制札を立てて曰く、「一枝を伐らば、一指を剪るべし」と。浄瑠璃の「一ノ谷嫩軍記」に扱われた有名な桜である。今、制札は宝物館にある。